大皿一番下のピンク色したものから時計回りに
・長芋蒲鉾もどき
・大和芋の酢昆布巻き
・蓬麩のおやき
・塩漬け筍
・柚餅子
・みそ漬け豆腐
・薩摩芋羹
・玉子焼き
・もやし湯葉巻き

中の器・・梅干し甘露煮
そのまわりの・・紅葉麩の信田巻き

２６日は結岸(けちがん)、秋彼岸の最終日です。

長崎の唐寺の彼岸は、それぞれに法要日が決まっています。彼岸入りは崇福寺、続いて福済寺、最終日が諫早市の性空寺で、皆お互いに寺同士が助け合って法要をおつとめします。
興福寺は２２日でしたので、他のお寺様がお手伝いに来てくださいました。

結岸の性空寺様でも黄檗宗の精進料理の普茶料理をおだしになりました。
ご覧のように、色鮮やかに見事なお料理です。

収穫したジャンボオクラのダビデの星を使って、アメリカはルイジアナ州の名物料理「ガンボウ」。
ガンボウとはオクラのこと。
お米とオクラがたっぷりと入った、日本でいえば雑炊のようなもの。
ビーフガンボウ、チキンガンボウそれにクロフィッシュガンボウ等様々です。
ルイジアナのラフィエというところはクローフィッシュが名物、所謂ザリガニです。
そのザリガニを使ったガンボウは特に有名です。
ワインとよくあいます。

収穫したての茄子、ダビテの星、トマト。
茄子は、素揚げにして生姜醤油につけて。
ダビデの星は生でもいただけますが、さっと、本当にさっとゆでておひたしに。
お出汁は、昆布だしにほんのすこしの塩とほんの少しの薄口醤油だけ。
トマトは、一つはそのままで、もうひとつはぬか漬けに。

秋らしい一品の零余子ご飯。
零余子は山芋の葉の付け根にできる小さな球状の芽で、これが落ちて根をだすのです。
皮のままよく洗って、ゆでたり、油で炒めたり、揚げたりと活躍してくれます。
お米と一緒に炊けば、ほんのりと山の香りのする零余子ご飯のできあがり。

零余子飯(むかごめし)は、晩秋の季語。

　　零余子めし
　　　　　土の匂ひの親しけれ　　　田畑　比古