今月の一品
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瓢箪

水牡丹(みすぼたん)

2017年6月21日
水牡丹(みすぼたん)

6月の氷室の季節には水牡丹が登場します。
5月~6月に咲く牡丹をまるで氷でくるんだような涼しげなお菓子です。


水の奥
  氷室尋ぬる柳かな   芭蕉「曽良書留」

瓢箪

半夏生(はんげしょう)

2017年6月8日
半夏生(はんげしょう)

東明燕の池の側に咲き出した半夏生。あまりのそのはかないくらいの清楚ないでたちを、どうにかお菓子に、と長崎の名補寿福さんに頼んでつくっていただきました。
銘はもちろん「半夏生」。
真っ白の中は緑の餡、そしてその餡の中にさらにこし餡が。白、緑、黒と三つの楽しみを味わうことができます。ご賞味あれ!

半夏生は別名片白草(かたしろそう)。
ドクダミ科で、葉の半分ほどが真っ白くなるとても変わったもの。葉の緑と白があいまって、風にそよそよとゆれるさまは何とも言えぬ風情。

京都の建仁寺塔頭両足院は普段非公開のお寺ですが、この半夏生が咲くときだけ拝観することができます。お目当てはお寺の由来もですが、お庭に群生するこの半夏生です。

瓢箪

紫陽花季~紫陽花

2017年6月4日
紫陽花季~紫陽花

紫陽花季の楽しみはお抹茶とお菓子
お菓子は、寿福さんに作っていただいたこの時期定番の「紫陽花」。
白餡の上につるんとした寒天が大変美味。
ご賞味あれ!

お茶碗は京都桂窯の檜垣青子嬢の作。
お茶では、紫陽花に紫陽花は嫌いますが、お遊びですのでご勘弁を願います。

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