言葉のつれづれ
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瓢箪

中置きのお点前

2017年10月22日

10月も下旬となり、空の雲も秋の色です。
この時期茶席では「中置きの点前」でお客様を迎えます。
だんだんと肌寒くなってくるので、手前座の左端にしつらえていた風炉釜を、少しでもお客様に近い方へと真ん中におきあわせるのです。
その風炉の左手に水差しを置くので、細長い水差しを用意してお手前をします。
暑いときには涼やかに、寒いときには暖かくお客様をもてなす心を育むことを学ぶお茶の世界です。
もう来月は炉開きとなります。季節の移り変わりは早いものです。

瓢箪

興福寺の観月宴

2017年10月9日

~興福寺へ行こう~
隠元禅師東渡363年記念
「月の奉行」観月宴 10月21日(土)(雨天決行)
「茶熟して清香有り 客到るは一に喜ぶべし」
~清らかな香りをたててお茶が飲み頃。
折りも折りとて、茶を共にしてくれるお客がやって来た
なんと嬉しいことだろう~

宗祖隠元禅師が、中国より持参された大きな茶罐(急須)には上記の詩が刻まれ友人と茶を共にする心はずみが詠われています。仲秋の頃、禅師も本堂の甍越しに昇る月を愛で、訪れる人びとや、弟子たちにこの茶罐でたっぷりのお茶を振る舞われたことでしょう。隠元禅師東渡362年にあたり、禅師のかずかずの偉業に想いをはせながら、観月のひとときをお過ごし下さい。

今年も、花滴庵主早稲田佳子お社中の皆様によるお茶席で、お抹茶を一服。椅子席ですので、どうぞお気軽に。

点心は、隠元さんにちなみ、禅師が興福寺に伝えて下さったインゲン豆や胡麻豆腐、胡麻和え、ケンチン汁、もやし、茄子、寒天など。手造りの普茶の心を味わってくださいませ。

恒例のお釈迦様の御前での讃仏ライブもお楽しみに。
心地よい涼風がときおり流れて、虫すだく秋の一夜をお誘い合わせの上、どうぞ、ごゆるりとお楽しみ下さい。


と  き:10月21日(土) 18時~21時
と こ ろ:東明山興福寺
チケット:4千円 (入山料、お茶席、点心、ライブ含む)

お茶席:18時~20時30分 この間ご随時にどうぞ
立礼席 花滴庵早稲田佳子社中
椅子席ですので、お気楽にお茶をお楽しみください。

点心席:18時~19時30分 この間ご随時にどうぞ
隠元禅師に伝えられた普茶料理のお弁当

讃仏ライブ:20時~20時20分
邦楽一の会竹山直樹社中による箏の名曲を

申込〆切:電話またはメールで寺務所まで
限定100名様になり次第締め切らせていただきます。
電話:822-1076 メール:kofukuji@bg.mbn.or.jp


*下記で2016年の観月宴の様子がご覧になれます。 https://youtu.be/G3M2n3d0WEM 

瓢箪

神無月

2017年10月1日

十月は神無月
神無月の語源には諸説ありますが、全ての神々が出雲に集合して、一年の諸催事を決めるのだとか。
ですから出雲以外には神様が留守をするというので神無月。出雲では「神有月(かみありづき)」というのだそうです。
また、稲刈りの時期でもあるので、五穀豊穣を神様に願うので、神無月の「無」は「の」の意味から「神の月」という説もあります。

さて、どちらの説が正しいか。
ちなみに、この月長崎ではおくんちが開催されます。
お諏訪の神様がお下りになって、社はお留守となるのですが・・・。


◎興福寺の動画は下記でご覧になれます。
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