新春花あそび 茶席のしつらえ
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2010年1月4日新春花あそび 佛手柑
2010年1月3日
本堂前のしつらえ
八代の晩白柚(ばんぺいゆ)と佛手柑(ぶっしゅかん)など。
仏手柑はインドが原産で、亜熱帯のみかん科に属する果物。仏の合掌した手の形に似ているところからその名が付けられています。中国では古来より不老長寿の珍果として珍重され漢方薬や盆栽、そして絵画や彫刻、陶器などの美術工芸品の文様として用いられました。
日本には慶長の頃に渡来し、正月や結納、結婚式などの目出度い席の床飾りとして、また商家ではその末広がりの形から商売繁盛を願って用いられていました。その他には肝臓病や熱冷ましの漢方薬として、また松の内にうす切りにして煎茶や湯にいれた仏手柑湯を楽しむ習わしなどもあったようです。何とも云えぬ優雅な香りがしますが、生食は出来ません。
中世のヨーロッパでは中国や日本の白磁に人気が集まり、コレクションとともに自国での製造に情熱が注がれました。十八世紀に白磁の製造が成功すると、中国の景徳鎮や有田焼の図柄が盛んに模写されました。磁器の名門マイセンの模様に「ブルーオニオン」というのがあります。一説によると、有田焼に描かれたこの仏手柑をマイセンの職人が真似したものが、どうしたことかタマネギ(オニオン)になってしまったらしいのです。
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