花乃寺日誌
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瓢箪

ビロード虎の尾

2014年7月29日
ビロード虎の尾

花:鶏頭、ビロード虎の尾、底紅木槿、水引草、桜蓼、紫蘭の葉、矢筈かや


花入れ:唐篭 


ビロード虎の尾とは、風情のある名前ですが、一般に言われる虎の尾とは
種類は全くちがって、ゴマノハグサ科です。
背丈は1m~160cmほどにもなり、花にも、葉にもまさにビロードのような毛があるので、このような名前がついたようです。

瓢箪

白鶴草

2014年7月25日
白鶴草

京都の通称五百羅漢寺「石峰寺」様は黄檗宗寺院。
江戸時代の天才画家伊藤若沖ゆかりのお寺です。

新緑の美しい5月、興福寺の檀家さんらとご本山参りをいたしました。
宗祖隠元禅師東渡360周年を記念して、禅師や禅師ゆかりの
地を回る旅でした。
京都伏見の石峰寺様も拝観させていただきました。
参拝させて頂いたときは運悪く激しい雨でしたが、ご案内していただいた坊守様が絵はがきをくださったりと大変お気遣いをいただきました。
その際に、お庭に咲く花の苗をくださったのです。
「白鶴草」。まさに白い鶴が羽をひろげて飛んでいるようです。

瓢箪

底紅木槿

2014年7月24日
底紅木槿

花:底紅木槿、水引草、半夏生、蓼、紫蘭の葉、矢筈かや


花入れ:背負い籠

瓢箪

底紅木槿

2014年7月22日
底紅木槿

木槿は一日花。
朝開いて、夕方には凋んでしまい、翌日にはもう咲きません。
「木槿一日の栄」とも言われます。

興福寺でのお茶の稽古は夕方から。
この時期お床には木槿を生けたいのですが、皆さんが
おいでになるころは凋んでしまっているので、機会が
ありません。

瓢箪

底紅木槿

2014年7月21日
底紅木槿

冬の椿にたいして、夏は木槿が茶席では活躍します。
木槿は韓国の国花で、真っ白な美しさは高貴な香りが
漂ってきそうです。特にこの底紅木槿は、その名の通りに
底に紅色があって、強烈な印象をあたえます。
また、宗旦(そうたん)木槿ともいい、茶の祖利休の孫の
宗旦が好んだところからの名前です。

瓢箪

蓮~隠元さんが伝えた

2014年7月19日
蓮~隠元さんが伝えた

蓮の花を「はちす」ともいい、花托の形状が蜂の巣ににているからで、「はす」はその転訛。
また地下茎は「蓮根(れんこん、はすね)」で、黄檗宗祖隠元禅師が伝えたとされています。
また「れんげ」ともいって、この蓮の花の上に仏様がお座りになっている絵をよくみます。
童謡の「開いた、開いたれんげの花が 開いた」とあるのは、このはすのことです。よく蓮華草(れんげそう)の花が「ひいらいたぁ」と間違えられます。


瓢箪

蓮開く

2014年7月16日
蓮開く

さはさはと
    蓮うごかす池の亀    上原鬼貫 

瓢箪

半夏生(はんげしょう)

2014年7月11日
半夏生(はんげしょう)

葉の先の方だけ白くなるので、片白草(かたしろそう)とも言われる。
京都の建仁寺搭頭の両足院は半夏生で有名なお寺です。
普段非公開ですが、この半夏生の時期だけ参拝が可能です。

瓢箪

隠元さんのインゲン豆

2014年7月1日
隠元さんのインゲン豆

黄檗宗祖隠元禅師が伝えたものにインゲン豆があります。

日本は地震や飢饉が度々おきるとご存じであったのでしょう、様々な野菜の種や豆類を持参されたのです。
さて、そのインゲン豆が、禅師が隠居された萬福寺境内の松隠堂から発見されたのは随分前のはなし。持参された豆が残されていたのです。
早速をそれを植えてみるとなんとしっかりを芽を出したのです。
萬福寺では、毎年見事な豆が実っています。

昨年、萬福寺よりその種を頂いてきて、今年植えて見ましたら、ご覧のように、
葉も茂って、白い花を咲かせています。
よくみると、まだまだちいさいですが豆ができています。

毎朝水やりが楽しくてしょうがありません

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