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鷺草
鷺草はラン科の花。湿地性の多年草ですが、育てるのはなかなか難しいのです。 今年は植木職人さんが、「奇跡的に」開花させてくれました ところで鷺草は東京の世田谷区の花。 ここに鷺草にまつわる伝説があります。戦国時代の世田谷城主と測室常磐との悲しい話しです。 常磐が放った白鷺が射落とされて、亡くなったその地に、まるで白鷺のような美しい花が咲くようになった、それが鷺草だとか。 お話し詳しくごらんになりたい方は 世田谷区のホームページをご覧ください。 http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/107/157/701/703/705/d00121955.html
風が吹き 鷺草の皆飛ぶが如 高浜虚子
秋明菊~貴船菊
観音の 影のさまなる貴船菊 阿部みどり女
秋明菊
境内ではもう秋明菊が咲き出しました。 菊と名前がありますが、キク科ではなくキンポウゲ科です。 背丈は1mほどで、白やピンク色の可愛らしい花を咲かせます。 京都の貴船に多く咲くところから貴船菊とも呼ばれます。
百日白(さるすべり)~ひゃくじつはく
長崎の昼しずかなる唐寺や おもひいづれば白きさるすべりの花 斎藤茂吉 見上げた空の雲はすでに秋色
鶏頭
花:鶏頭、桜蓼、矢筈萱 花入れ:信楽徳利 活けてみて 鶏頭といふ昏き花 後藤比奈夫
ホオズキ
お精霊さんを送る菰の船には、細長い二種類の枝も一緒に包みます。 これは、ご先祖がおいでになっている間、お供えのお膳を頂くときのお箸と、 精霊船に乗ってお帰りになるときの杖を意味します。 また鬼灯は、無事に帰って頂くためのお提灯です。
盆花
長崎のお盆では、仏壇やお墓に盆花(ぼんばな)を供えます。 正式名は千日紅(せんにちこう)。 このように丸く、枝もしとやかです。 お盆に帰ってくるご先祖の人魂に似ているからなどとも言われています。 お盆の時にだけ店頭に顔をだします。長崎ならではの習慣です。 15日の精霊流しでは、仏壇に供えたお菓子や野菜などの供物と一緒に この盆花も菰(こも)に包んで流します。
瑠璃柳(るりやなぎ)
ブラジル原産でナス科のナス属。 江戸時代に琉球から日本へ入ってきました。 高さは2m程度で、葉は長さ10cmほどの細長さで柳の葉のようです。 別名リュウキュウヤナギ(琉球柳)とも呼ばれます。 瑠璃柳とは風情のある名ですが、一日花で夕方には凋んでしまいます。
高砂芙蓉
庭のもの 背低くなりし大暑かな 高木晴子
花:高砂芙蓉、桜蓼、どくだみ、矢筈萱 花入れ:信楽 徳利 高砂芙蓉:正式名はヤノネボンテンカ、アオイ科 背丈は1~2mほどにもなり、5~6cmの可愛らしい花を 咲かせます。 矢の根梵天花(ヤノネボンテンカ)とは、 葉が「矢の根」=くさび形をして、「梵天花」はインドの神=梵天のこと だそうで、そう言われると神秘的な花の色です。
14/08/31
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