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七竈(ななかまど)
花:七竈、水引草 花入れ:鶴首 雲写し 七竈の花揺れ動く かずえ
秋海棠(しゅうかいどう)
紅き茎 継ぎ足して咲き秋海棠 勢力海平 花:秋海棠、白蝶草 花入れ:旅籠 秋に咲き、春の海棠の花に似ているところからの名前です。 ベコニアと同じ種類に属します。 まだ咲き始めですが、もう少しすると葉ももっと大きくなって、たゆんだその姿は 大変優雅な雰囲気です。 大好きな花ですが、草取りのときに、よく間違って刈り取られてしまい、いつも涙します。
蓮の実とぶ
煙草の 煙吹きかけて蓮の実飛ぶ 高浜虚子 蓮の花がおわると、そのあとに蜂の巣のような花托ができます。 そして黒く熟しきった実が、跳ね落ちる、これを蓮の実とぶといって、俳句では 秋の季語です。
夜顔
月更けて 夜会草風にいたみけり 高田蝶衣 その名の通りに、夕暮れに咲き出して朝にはしぼんでしまう一日草、いえ一夜草です。大輪の真っ白な花は高貴な風情があって、見る人を引きつけます。 夜会草は夜顔の別名 夜顔を夕顔と呼ぶ人がいますが、ユウガオはウリ科で干瓢のもとになるもの。 ヨルガオはヒルガオ科で、夕顔とはまた別のものです。
盆花(ぼんばな)
お盆にお供えするお花は盆花(ぼんばな)。 お仏壇にもお墓にも盆花を供えます。 正式名は千日紅(せんにちこう)。 このように丸く、枝もしとやかです。 お盆に帰ってくるご先祖の人魂に似ているからなどとも言われています。 お盆の時にだけ店頭に顔をだします。長崎ならではの習慣です。 15日の精霊流しでは、仏壇に供えたお菓子や野菜などの供物と一緒に この盆花も菰(こも)に包んで流します。
白蝶草
よく観ると、蝶のようでもあり、白鳥が舞っているようにも、白鷺が舞っているようにも見えます。
白蝶草 まさのその名の通りに白い蝶が舞っているような可憐な花です。 山桃草の別名がありますが、本名は「ガウラ」といい、米国はルイジアナ州原 産です。 長い花茎が、風にそよそよとゆれる様は風情があります。 ガウラの名はギリシア語のガウロス(華麗な、堂々とした)にちなんでいるとか。 昨年、新緑の頃に檀家さんらと参拝した京都の通称五百羅漢寺様の境内に、 真っ白な可憐な花が風にゆれているのを眺めていたら、坊守様が差し上げま しょうかと、根からとっていただいのです。
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