大雄宝殿
言葉のつれづれ
「梅雨あけ~夏本番」
長崎もやっと梅雨あけ。するとまさに夏本番となり、毎日暑い日が続きます。
地球温暖化のことも考慮して、そしてなによりも健康のことも考えてクーラーの使い過ぎには注意をしなければいけません。
冷房完備ではない庫裏におりますと、よく暑くはありませんかとおたずねになりますが、確かに暑いですが、寺にはクーラーが一台しかないので、普段はそのまま暑い中での生活をしております。するとそれなりに工夫していくものです。
しかし、暑い夏こそ、涼しさを演出する楽しさが一杯です。
障子や襖をはずして、簾や御簾戸をかけて、敷物もゴザや籐マットなどをしけばそれだけでも充分です。
以前、京都の町を歩いていると、大きなのれんを玄関にしつらえているおうちがおおく、そののれんが風にゆれると、なんともいえぬ香りが漂ってきました。それはのれんのはじに結んである匂い袋の香りでした。
簾や風鈴は、そのもの自体は涼しくないのですが、わずかの風で簾が揺れるのをみて、あるいは風鈴の鳴る音に風を感じて涼しいと思うのです。 お花も籠やギヤマンに生けたり、涼やかな色合いののれんやテーブルクロスなどを使ったりと、考えると様々なアイデアが出てきて、結構楽しいもので、暑い暑いというよりなにかちょっと工夫してみてはどうでしょう。



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更新履歴
  • 24/07/25 今月の一品
  • 24/07/25 花乃寺日誌
  • 24/07/23 言葉のつれづれ