文化財 (1/10)

大雄宝殿(本堂) 国重要文化財

大雄宝殿

寛永九年(1632)第二代黙子如定禅師が建立、のちに大火で類焼、元禄二年(1689)再建、慶応元年(1865)暴風のため大破し、さらに明治十六年(1883)に再建し現在に至る。堂外の正面高く隠元禅師筆の「大雄宝殿」と大書した扁額を掲げ、表廊下は吹き放しで入口は折扉。堂内は煉瓦敷きで正面壇上に本尊釈迦如来、脇立は準提観音菩薩と地蔵王菩薩を祀る。本堂を大雄宝殿と呼ぶのは釈迦(大雄)を本尊として祀ることからくる。
ほとんどが中国工匠による純粋の中国建築で、資材も中国より運送したもの。その形式はおおらかな重層切妻造りで、内装、外装ともに中国明清風をとりいれ、柱や梁には、人物、鳥獣、花が彫刻され、とくに、氷裂式組子の丸窓、アーチ型の黄檗天井、大棟上の瓢瓶などは珍しい。中国南方建築の代表作とされ、明治時代の建築でありながら、戦前より国宝に指定され、現在は国重要文化財。

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