今月の一品
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瓢箪

東明包子~トンミンパウズ

2011年2月20日
東明包子~トンミンパウズ

興福寺の名物豚まんは、七種の具沢山で大変美味しいと評判です。

古い檀家稲垣慶子さんの曾祖父伝来のレシピで作ります。
春節になると200個もの手作り豚まんを送って下さっていて、それが大変美味しいので、皆でその美味しさを「お福分け」しましょうと豚まん手作り教室を開催したのが、10年ほど前のこと。
それ以来毎年春節の恒例行事となっています。

熱々の美味しさを画像だけでお送りします。
上海の味を召し上がれ。

瓢箪

節分豆

2011年2月8日
節分豆

長崎の豆まきは、夜電気をけして、暗闇で蒔きます。もちろん「鬼は外、福は内」と頭首が言ってまきます。すると側の火鉢で母親などが「トーベラ」の枝を炭火でやいて、パチパチと音をさせながら「もっとも~、もっとも」と声をかけます。
豆まきが済むと、暗闇の中で自分の年だけを拾い集めて、それを半紙でつつみ、家族の分も火吹き竹にいれて栓をし、三叉路にめがけてその火吹きだけを投げ捨てます。そして後ろを振り向かず、一目散に家に駆け込みます。後ろを振り向くと鬼が追いかけて来るからです。
そして、その後に夕食は、「赤大根のなます」と「がっつ」の煮付けをいただきます。

でも、このように豆まきをしているおうちは、今はほとんどないのだと思います.

毎年、京都の五色豆をとりよせてお飾りしますが、今年は長崎のものでしつらえました。
京都産と違って、少々寂しい色合いです。








 

瓢箪

節分 なます

2011年2月5日
節分 なます

長崎の節分では、「がっつ」とよぶお魚の煮付けと赤大根のなますをいただきます。がっつは所謂かながしらという魚で、甘鯛ににた白身です。形相は甘鯛とはちがっております。
赤大根は、その形が鬼の腕に似ているところから、鬼は外にあわせていただくのではないかと言われています。

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