瓢箪言葉のつれづれ

「炉開き」

11月は炉の時期となり、茶道では炉開きそして口切りの茶事が行われます。
炉を開き、半年寝かせた灰をふるいます。釜や炭もおおぶりのものにして、暖かいしつらえを心がけるのです。
お茶は、茶壺にいれてねかせておいた新茶をとりだし、これを石臼で、抹茶にしていただきます。茶壺の口の封をきるので、「口切り」ともいい、茶の世界ではお正月のように大事にする行事です。
この炉開きに、あわせて障子をはりかえたり、炉用の炭を切りそろえたり、炉中の灰をふるってきれいにしたりと準備は大変忙しいものです。
お床の花は、やはり椿が一番活躍します。茶席での花は一種もしくは二種を用いるので、今からは様々な木々の葉が赤く染まり、この照り葉と椿をあわせることが定番となります。
茶席にはいると、炉中の練り香の香りがただよい、床の真っ白な椿が凛とした美しさをたたえて御客様を迎えてくれる、そのような瞬間を茶人達は喜びとするのです。



◎興福寺の動画は下記でご覧になれます。 https://www.youtube.com/channel/UCVLP7ZjT2kXlQts0DGjNZKQ ◎インスタグラム https://www.instagram.com/kofukuji_nagasaki/

瓢箪お知らせ

興福寺住職の本 詳細>>

興福寺住職が作法本を上梓

8月30日、興福寺住職松尾法道著「龍が住む赤寺の教え「運気の代謝」があがる!日常作法のコツ」が文藝春秋より出版されました。(\1,350+税)。
 

「この本には生活習慣や心の整え方、人や仏さまとのおつきあいまで、
日常作法について53のコツがのっています。パラパラとめくってみて、心にとまったことばがあったらそれは、あなたの運気をあげるヒントです。」カバー推薦文  
  
◎本誌には龍が運を呼ぶ興福寺の願掛け、御朱印つきで全国書店、
 電子書籍、Amazonでも発売中。

◎「文春オンライン」(http://bunshun.jp/)にも関連記事掲載。
 
◎女性誌「CREA」のWEBサイト(http://crea.bunshun.jp/)で、
本の紹介記事を掲載(8/30公開予定)

どうぞ皆様、一家に一冊、お子様、お孫様にもそれぞれ一冊お備えくださいませ。

◎ちなみに、表紙の女性は島原の猪原金物店のお嬢様です。
偶然ですが、この金物店も龍伝説のあるお店です。

◎◎お陰様で、9月27日重版決定いたしました。
全国書店、アマゾンで発売中です。
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