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瓢箪

長崎の昼静かなる

2020年8月2日

興福寺の山門を入ると正面に、斎藤茂吉の歌碑があります。
「長崎のひるしずかなる唐寺や おもひいづれば しろきさるすべりの花」
この歌碑の建立にあわせて、長崎市が白のさるすべりを植樹してくださったのは60年ほど前のこと。 もともと境内の黄檗池のそばに大きな桃色のさるすべりがあって、茂吉はこれをうたったのではないかと言われています。

さるすべり(百日紅)は、花の開花時期が百日間ほどあるので、百日紅と書き、「ヒャクジツコウ」と読みます。 白は百日白で「ヒャクジツハク」と言い、大変珍しいのです。
そして木の幹の肌がツルツルしているので、木登り上手な猿でさえ滑り落ちるかもしれないというところから「さるすべり」ともよびます。
また、木の幹をさわると、まるでくすぐったがっているように枝が揺れるので「くすぐりの木」とか「こちょこちょの木」ともいいます。

さだまさし氏の小説「解夏」 終盤で、「興福寺の珍しいさるすべりの白い花が咲いたそうだから 見に行こう」というシーンに登場です。


◎興福寺の動画は下記でご覧になれます。
https://www.youtube.com/channel/UCVLP7ZjT2kXlQts0DGjNZKQ
◎インスタグラム
https://www.instagram.com/kofukuji_nagasaki/

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