言葉のつれづれ
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瓢箪

中置きの点前

2018年10月19日

おくんちが済むと長崎は一挙に秋景色となります。朝夕はめっきりと肌寒くなってきました。
先日お邪魔したお茶席では「中置き」のお点前でお茶をいただきました。
夏の茶席では、風炉や釜を手前座の左端にしつらえていましたが、畳の中央所謂点前座の真ん中に置きあわせるのです。
客が座る場所へ少しでも釜をよせて、暖かくしようというわけです。そのせいか、茶室がなんとなく暖かな気がしました。
その風炉の左手に水差しを置くので、風炉と風炉先屏風の間に、水差しは細長いかたちのものを用意してお点前をします。

暑いときには涼やかに、寒いときには暖かくお客様をもてなす心を育むことを学ぶのがお茶の世界です。
さて、そろそろ柚も黄ばんできて来月はもう炉開き。季節の移り変わりは早いものです。



◎興福寺の動画は下記でご覧になれます。
https://www.youtube.com/channel/UCVLP7ZjT2kXlQts0DGjNZKQ

瓢箪

くんち花御礼

2018年10月14日

長崎の諏訪神社の秋の大祭おくんちは今年も賑やかに終わりました。 街はまたもとの静けさを取り戻しています。
そんな中、ちょっと変わったいでたちの男衆が街を走り回っています。
紋付き羽織に唐人パッチの格好で、大福帳を抱えています。
おくんちにお諏訪様に奉納をした各踊り町の担当者が「花御礼」にまわっている光景です。
おくんちでは、奉納の当番となった踊り町や出演するお知り合いに御祝いの「御花」を差し上げます。
前もって、各踊り町の世話役が「呈上札」とよばれる名刺を差し上げ、いただいた方は「お花紙」というのし紙に名前を記入して渡します。そして御祝いのお祝儀であるお花はその場で渡さず、踊り町の町事務所に届けます。
くんち期間中に、このお花紙をもらった店や家をまわっての「庭先回り」をおこなうのです。これはもちろんそれぞれの商売繁盛や除厄・招福祈願を願ってのことです。
そして、くんちが終わると、紋付き羽織に長着のうしろをはしょって、下には唐人ぱっちといわれる所謂すててこをはいて、足袋に草履履きで、お花をいただいた「花御礼」の札を配ってまわるのです。お花をいただいた方々への御礼です。
この光景もなかなか風情があって、大変おもしろいのです。

*画像は、紺屋町の呈上札と花お礼です。



◎興福寺の動画は下記でご覧になれます。
https://www.youtube.com/channel/UCVLP7ZjT2kXlQts0DGjNZKQ

瓢箪

興福寺~観月宴

2018年10月4日

~興福寺へ行こう~
隠元禅師東渡365年記念
「月の奉行」観月宴 10月13日(土)(雨天決行)

「茶熟して清香有り 客到るは一に喜ぶべし」
~清らかな香りをたててお茶が飲み頃。 折りも折りとて、茶を共にしてくれるお客がやって来た . なんと嬉しいことだろう~

宗祖隠元禅師が、中国より持参された大きな茶罐(急須)には上記の詩が刻まれ、友人と茶を共にする心はずみが詠われています。
仲秋の頃、禅師も本堂の甍越しに昇る月を愛で、訪れる人びとや、弟子たちにこの茶罐でたっぷりのお茶を振る舞われたことでしょう。
隠元禅師東渡365年にあたり、禅師のかずかずの偉業に想いをはせながら、観月のひとときをお過ごし下さい。
今年も、花滴庵主早稲田佳子お社中の皆様によるお茶席で、お抹茶を一服。椅子席ですので、どうぞお気軽に。
点心は、隠元さんにちなみ、禅師が興福寺に伝えて下さったインゲン豆や胡麻豆腐、胡麻和え、ケンチン汁、もやし、茄子、寒天など。手造りの普茶の心を味わってくださいませ。
恒例のお釈迦様の御前での讃仏ライブもお楽しみに。

心地よい涼風がときおり流れて、虫すだく秋の一夜をお誘い合わせの上、どうぞ、ごゆるりとお楽しみ下さい。


時:10月13日(土) 18時~21時
所:東明山興福寺
チケット:4千円 (入山料、お茶席、点心、ライブ含む)
お茶席:18時~20時30分 この間ご随時にどうぞ
立礼席・・花滴庵早稲田佳子社中
椅子席ですので、お気楽にお抹茶とお月見の和菓子をお楽しみください。
点心席:18時~19時30分 この間ご随時にどうぞ
隠元禅師に伝えられた普茶料理のお弁当
ばんこに腰掛けてお召し上がり下さい
讃仏ライブ:20時~20時20分 「仕舞」堀田恵美
申込〆切:電話で寺務所まで

電話:822-1076



*下記で過去の観月宴の様子がご覧になれます。 https://youtu.be/G3M2n3d0WEM 

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