言葉のつれづれ
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瓢箪

梅見月

2020年2月11日

長崎ランタンフェスティバルも終わり、境内はまたもとの静けさを落ちr戻しています。

暦ではすでに春。でもまだまだ厳しい寒さが続きます。
この時期、お茶では「筒茶碗」の手前。
筒状の茶碗で、温度が冷めにくいようにという配慮です。茶室ではおおぶりの釜から立ち上る湯気と、しゅんしゅんと湯の沸く音にほっと喜びを感じます。
この筒茶碗の頃になると、必ずお話するのが豊臣秀吉の鷹狩りの茶の話しです。
太閤が鷹狩りに出て、喉がかわいたので近くの農家によって、茶を所望しました。その家の小僧がだしたお茶をいっきに飲んで二杯目を頼むと、最初と温度もお茶の濃さも違ってたことに気づいた太閤。喉の渇きは充分にとれていましたが、試しに三杯目を所望すると、今度は熱く濃いものが少しの量ででてきたのだそうです。一杯目は、いっきに飲めるように薄くてぬるいお茶がだされたのです。
三杯ともお茶の濃さも温度も違えた配慮に、その小僧をその場で自分の家来にと連れ帰った秀吉で、その小僧はその後秀吉公の片腕となって活躍したとのことです。
この寒い時期、ふるえながらたずねて来られた御客様には、温かくした部屋とふうふう言って召し上がってもらう熱々のお茶がなによりのご馳走です。


◎興福寺の動画は下記でご覧になれます。 https://www.youtube.com/channel/UCVLP7ZjT2kXlQts0DGjNZKQ  

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