黄檗宗では胡麻豆腐を麻腐とよびます。
葛でしっかりと練り込んだ胡麻豆腐は、こってりとした触感に胡麻の風味が相まって、それは極上の美味さです。

わさびとお醤油でいただきます。

冷伴＝あえもの
　干大根、水前寺のり、金時人参、百合根、菊花

この時期活躍するのは菊花です。
黄色の菊花は、椀ものや酢の物にいれると彩りが鮮やかです。

この紫の菊花には特別に「もってのほか」と名前がついています。
「天皇の御紋である菊の花を食べるとはもってのほか」だと。

もってのほかの花びらは筒状になっているため、茹でても形が崩れず、しゃきしゃきとした歯ざわりが特徴です。
さっと茹でておひたしにしました。