玉蜀黍ご飯
2017年7月23日
随分昔といっても、60年以上も前の話しです。夏に親類の家をたずねると、しょうけという手提げ籠にトマトをいれて、軒先につるしてありました。ただそれだけなのですが、そのトマトがひんやりと冷えていて大変美味しかったのを覚えています。また、食卓には茹でた玉蜀黍が沢山盛ってあって、トマトや玉蜀黍がおやつでした。
玉蜀黍は茹でるよりも、ラップでくるんで電子レンジの方が美味しくできるとか。
さて、そんな玉蜀黍を使ったご飯です。
普通にお米と玉蜀黍を炊いて、出来上がったら茗荷を混ぜ合わしてできあがりです。
寺では三分づきのお米ですが、玉蜀黍には白米の方が色合いとしてはきれですね。
お煮染めと胡瓜と茄子のぬか漬けで。
ストロベリー ウォッカ
2017年7月15日水無月
2017年7月5日
京都では6月30日に必ず頂くお菓子水無月
三角形のういろうで、うえにこのようにたっぷりと甘い小豆がのっています。
三角形は氷りをあらわします。
江戸時代には、毎年6月1日に加賀藩から将軍家へ氷室の氷を献上する慣わしがあったと言われています。
一年の半分の最終日である6月30日に、半年間の身の汚れを払い、残る半年を無事に過ごせるようにと祈願する行事で、「夏越祓(なごしのはらえ)」または「水無月の祓い」ともいいます。
ただ、庶民には氷室の氷など到底口にはできませんでしたから、このようなお菓子にして「暑気払い」をし、無病息災を祈願したのだそうです。
また、その後江戸市内には、土蔵造りの氷室が作られるようになり、夏場に氷が供給され、水屋という氷で冷やした水を売る商売が生まれました。
ただ、川の水に氷を入れたものだったので、高齢者の中には腹をこわすことがよくあって、「年寄りの冷や水」という言葉が生まれたのです。
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