長崎の雛まつりにかかせないのは桃カステラ
本来は初節句のお返しの品としてのお菓子です。
カステラの上にたっぷりと砂糖をかけたマーブルケーキのようなもので、長崎しか砂糖が手に入らなかった時代の象徴のようなものです。

ここ数年、昔懐かしい味として人気が出ています。
様々なカステラ屋や和菓子や競争のように作っています。

21日に、興福寺で毎月茶会を催しておられる小川慎一氏の「桃の会」が開催されました。
お菓子は、今回も奥様の手作り。
「春節を祝う」をテーマにされていたので、お菓子も「福」の字いりの蒸し菓子。黒餡に干し無花果や胡桃が入って食感も美味しく頂きました。

春節のごちそう東明包子(トンミンパウズ)
興福寺檀家様のレシピで作る手作り肉まんです。今年は手作り教室も中止で、残念に思っておられる方も多いようです。

春節の
　赤から赤をおよぎいく　　　川崎美知子

中国正月では真っ赤なランタンを灯します。寒い時期に暖かないろのランタンをみるとほっといたします。

節分の豆まきで残った福豆を、しばらく水につけて、そのつけ汁とともにお米と炊くだけです。
福豆の香り豊かな豆ご飯になります。お試し下さい

寿福製の「おふく」さん。
ついにんまりとしてしまうこのお顔。

節分にふさわしい主菓子は寿福製の「枡」
うっすらとほどこしたきな粉の香りが優しく、小豆の粒あんがしっかりとして大変美味しく頂きました。

今週のお菓子は寿福製「都の春」
もう明後日３日は立春です

お茶碗は京都檜垣青子の桂窯です