言葉のつれづれ
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瓢箪

興福寺年末年始催事案内

2017年12月26日

今年も余日わずかとなりました。一年有難うございました。
一年の感謝をこめて、大晦日は釜をかけますのでどうぞご来山くださいませ。
また、来年も宜しくお願いいたします。良いお年をお迎えくださいませ。


年末年始催事予定
12月31日「除夜釜」
午後11時頃より1時頃まで
興福寺の鐘は、第二次世界大戦に出征中、まだ未帰還です。
お抹茶と真っ白なお汁粉をどうぞ(200名様無料)


2018年年始催事
元旦~8日「新春花あそび」
境内を正月花でいっぱいにして「寿ぎ」を楽しみます
お呈茶(抹茶) 900円

7日「七草」 
9時半:お話於本堂
10時~13時七草粥(200名様無料)

11日「鏡開き」
9時半:お話
10時~13時”善哉”(200名様無料)


*2月3日の節分会(せつぶんえ)の豆まき式で、 豆をまいて頂く年男・ 年女・厄年回りの方募集中
詳細・申し込みは寺務所まで(申し込み締め切り1/15) 



◎興福寺の動画は下記でご覧になれます。
興福寺のyoutube

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冬至

2017年12月22日

冬至に柚湯にはいるのはなぜ?
語呂合わせという説もあるようです。即ち柚(ゆず)=「融通」がきく、冬至(とうじ)=「湯治」。だから柚子湯に入るといわれています。しかし、もともとは運を呼びこむ前に厄払いのために禊(みそぎ)を行うことと考えられていました。冬が旬の柚子は香りも強く、強い香りで邪気を祓うと考えられたようですし、また柚子は実るまでに長い年月がかかるので、長年の苦労が実りますようにとの願いも込められてのことだったとか。
なにはともあれ、柚子湯には血行を促進して冷え性を緩和したり、体を温めて風邪を予防したりしますから、寒い冬にはぴったりの習慣です。


◎興福寺の動画は下記でご覧になれます。
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頓珍漢人形(とんちんかんにんぎょう)

2017年12月15日

この度とんちんかん人形8体を寄贈していただきました。

昭和30年代から40年代にかけて、長崎の町だけで売られていた「頓珍漢人形」は5㌢ほどの小さな素焼きの人形です。
手びねりで作られ、泥絵の具で色とりどりに彩色されたもので,一つひとつ姿形が違い、泣いたり笑ったり怒ったりと、それぞれユーモラスな表情で、映画のスターウォーズにでてくる宇宙人のようでもあります。
値段は30円から70円ほどと安く、戦後におもちゃのなかった時代に、子供たちにとっては大変な人気があったことが想像されます。

人形を作ったのは久保田馨(かおる)さん。
(昭和3年生まれ~昭和45年没、42歳)
26歳のときに長崎市内に小さな工房を開き、人形作りを始めました。
「頓珍漢」という呼び名は、「平和を信じて人形を作っていく。戦争を憎んで人形をおどけさせる。 頓珍漢は平和な国をつくる槌音(つちおと)」という言葉を記しています。
とんちんかん人形の画像は下記に
https://blogs.yahoo.co.jp/yosinaga23jp/12096800.html

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柚餅子(ゆべし)

2017年12月11日

12月になって急に寒くなってきましたので、それっとお野菜屋さんに大振りでキズのない、綺麗な柚を手に入れてもらい、柚餅子作りをいたしました。

まず柚のなかをくりぬいて柚釜を作ります。そこに味噌などを詰め込んで蒸し上げ、寒干しを数ヶ月します。
柚餅子と云えばすぐに思い出されるのは石川県輪島の「丸柚餅子」です。
柚釜に刻んだ柚の皮や、餅米粉、砂糖を混ぜてつめたものです。輪島塗の行商人の携帯食として、また上客への土産にしていたので、全国にその名が知られるようになったのだそうです。
また柚の皮、味噌、餅米粉、上新粉、醤油などを混ぜて蒸して竹の皮に包んだ愛媛県の棒柚餅子も有名です。

興福寺の柚餅子は、島原の白味噌と赤味噌、刻んだ胡桃、砂糖を混ぜて柚釜につめて蒸し上げ、一つ一つを晒の布に包んで、軒先につるして約3ヶ月ほど寒干しをします。3月上旬に暖かくなりだすとおろして、布から取り出し密封して冷蔵庫で半年ほど熟成させるのです。

薄く切ってお茶請けにもよし、またお酒の肴としても珍味です。
切ったものを盛りつけると、まるで唐墨のようで、もどき料理の一品でもあります。




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成道会(じょうどえ)

2017年12月7日

12月8日は成道日。全国の仏教寺院では大きなご法要が開かれます。

お釈迦様が若くして修行の旅に出られ、大きな菩提樹の木の下で、明けの明星をご覧になってお悟りを開かれたのが12月8日です。
そこで、ご法要を行い、お釈迦様がお悟りを開かれるまでの過程をしのび、私達が仏道修行に励む決意を新たにするのです。このご法要が成道会です。
禅宗寺院の修行道場では、一年で一番厳しい、寝ずの修行の「朧八接心(ろうはつせっしん)」が12月1日から8日の早朝まで行われ、接心を済ませて成道会の法要が行われます。
十二月を朧月というのもこうした意味からです。

中国での成道日では、春節を迎える準備をこの日から始める目出度い日です。
お釈迦様が五穀米のお粥をいただいて悟りを開かれたという伝説に基づいて、この日に五穀米の入ったお粥をいただき、五穀豊穣を祈るのです。また地方によっては八種類の雑穀がはいった朧八粥をいただくところもあります。


◎興福寺の動画は下記でご覧になれます。
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托鉢

2017年12月2日

12月4日(月)長崎市仏教連合会主催の年末助け合い義捐の托鉢が行われます。
午前は稲佐地区を、午後は中央地区にわかれて、ご寺院のご住職や檀家さん方、長崎釈尊鑽仰会の会員の方々などが参集されますが、是非皆様もご参加ください。

対岸地区
出発:午前9時30分慈光寺(入船町)~飽の浦交番~旭町商店街~稲佐小学校~教専寺(弁天町)

中央地区
出発:13時30分光雲寺(出来大工町)~新大工町商店街~中通り~中央公園~新地中華街~浜町アーケード~寺町通り~興福寺

どうぞご協力有宜しくお願いします。

義捐金は全て長崎市へ寄贈します。


◎興福寺の動画は下記でご覧になれます。
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