言葉のつれづれ
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瓢箪

梅雨明け

2019年7月26日

夏まさに本番となり、毎日暑い日が続きます。
地球温暖化のことも考慮して、そしてなによりも健康のことも考えてクーラーの使い過ぎには注意をしなければいけません。
寺にはクーラーが一台しかないので、普段はそのまま暑い中での生活です。
しかし、暑い夏こそ、涼しさを演出する楽しさが一杯です。
障子や襖をはずして、簾や御簾戸をかけて、敷物もゴザや籐マットなどをしけばそれだけでも充分です。
簾や風鈴は、そのもの自体は涼しくないのですが、わずかの風で簾が揺れるのをみて、あるいは風鈴の鳴る音に風を感じて涼しいと思うのです。
お花も籠やギヤマンに生けたり、涼やかな色合いののれんやテーブルクロスなどを使ったりと、考えると様々なアイデアが出てきて、結構楽しいもので、暑い暑いというよりなにかちょっと工夫してみてはどうでしょう。


画像は「夜顔」の花。夕暮れに咲き出して、朝にはしぼんでしまいます。 かんぴょうのもとになる「夕顔」とはまた別もの。



◎興福寺の動画は下記でご覧になれます。 興福寺のyoutube https://www.youtube.com/channel/UCVLP7ZjT2kXlQts0DGjNZKQ

瓢箪

隠元豆

2019年7月23日

黄檗宗祖隠元禅師のことをご存じなくても、インゲン豆は皆さん知っているはず。
本年は隠元さんが渡来して365年。先日も中国から大勢の和尚様方が来山して大法要を行いました。
隠元禅師が来日される時に持って来られたのがインゲン豆です。
隠元豆は、南アメリカからヨーロッパそして中国へ渡り、黄檗宗宗祖隠元禅師によって我が国に伝えられたと言われています。

随分前のこと、黄檗宗大本山萬福寺で、禅師の隠居所である松隠堂の大改築を行った時に、偶然に発見された隠元豆の種。これが禅師が持参された豆か?と皆大喜びで境内にまいてみるとなんと見事に芽をだしたのです。
それ以来ご本山では、天王殿というお堂の軒下で豆を育てるようになりました。
その発見された豆は、地方の黄檗寺院にも少しずつお福わけされました。興福寺でも今のその子孫が毎年豆をつけてくれます。
画像の豆は、昨年のものです。というのも、今年は天候の性かまだまだ収穫まではいきません。

ちなみに、英語ではkidney bean。豆の形が腎臓ににているところから、腎臓(kidney)の豆というのです。



◎興福寺の動画は下記でご覧になれます。 https://www.youtube.com/channel/UCVLP7ZjT2kXlQts0DGjNZKQ

瓢箪

尾木ママ来る!

2019年7月15日

いよいよ22日尾木ママの講演会です。どうぞお誘い合わせのうえご来場ください。         



と き:7月22日(月) 午後6時30分 
ところ:長崎ブリックホール                   
講 師:尾木ママこと 尾木直樹先生
演 題:「尾木ママの凹まない人生力」
主 催:長崎釈尊鑽仰会(お釈迦様の会)                 
共 催:長崎市仏教連合会   
チケット:1500円(当日1800円) 興福寺又は浜屋プレイガイドにて販売中

瓢箪

梅雨明け遠し

2019年7月10日

中国では黴 ( かび ) の生えやすい時期の雨 という意味から「黴雨 ( ばいう )」 といい、また梅の熟れる時期の雨から「梅雨( ばいう )」 とよんでいたのだそうです。
江戸時代以降、その「梅雨」を「つゆ」というようになったようで、また梅の実が熟れて潰れることから「潰雨( つゆ )」 とよぶようになったなどともいわれています。

梅といえば、昔から「医者いらず」と言い健康には欠かせないもの。興福寺でも、毎年境内の梅が沢山収穫できるので、梅干しや砂糖漬け、梅ジャム、梅酒などにいたします。
このごろは、梅干しをお食べにならないご家庭も多いといわれますが、毎日、1~2粒頂くとよろしいそうです。
当山では、種をとった梅干しを包丁でたたいたり、あるいはちょっとすり鉢ですったものを一度に沢山作っておいて、きゅうりなどの和え物や、冷や奴、ゆでものをいただくときに使います。 大変美味しく、食欲も増しますのでお試し下さい。


◎興福寺の動画は下記でご覧になれます。 https://www.youtube.com/channel/UCVLP7ZjT2kXlQts0DGjNZKQ

瓢箪

七夕と乞巧奠(きっこうてん)

2019年7月1日

6月30日に開催された「日中文化交流の歓迎法要」と「日中友好シンポジウム」は無事に終了いたしました。心配されたお天気も大雨とならず ご法要にも多くの参詣者が来山されました

さて、七夕とは七月七日の星祭り。
中国から伝わった織姫・牽牛の星伝説に由来し、日本の豊作を願う祈りに取り入れて奈良時代に年中行事に定められました。 江戸時代には、庶民に広がり家庭の無事と、豊年や習い事の上達を願うまつりとして各地で特色のある飾りが伝わっています。
松本市では、宮参りのときの着物を七夕人形に着せてお飾りします。
「貸し小袖」ともいわれ、七夕さまに着物を「お貸し」すると裁縫上達、小袖がふえる、良縁に恵まれるとされています。
また、梶の葉は、短冊の原型といわれ、天皇が御歌を梶の葉に書いて笹に飾ったのが始まりと伝えられています。 梶の木は、古代から神に捧げる神木として尊ばれ、和紙の原料になるほか、神前に供える食物の器にも用いられました。


◎興福寺の動画は下記でご覧になれます。 https://www.youtube.com/channel/UCVLP7ZjT2kXlQts0DGjNZKQ

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