紫陽花季~6月2日(月)~8日(日)
2008年6月2日
陽花のふふむ雨滴を揺りこぼす
言はば言葉がすべてとならむ 河野裕子
雨滴をたっぷり含んだ青い花鞠を揺らすとつめたい雫があたりに散って心の奥の思いも揺れる。やはり言葉でしか人と人は心を通わすことはできないのでしょうか。
雨がふっているからこそ、あの深い藍色の紫陽花たちに会いに行く。また、晴れた日の透明な空の下にゆかしくお行儀よく咲きわたる紫陽花たちもすてきです。
広々とした唐寺の境内。今年は、はや、そこここに花をつけはじめた紫陽花。柏葉アジサイ、伊予手まり、隅田の花火、紅額、黒姫、剣の舞、七段花などめずらしい山アジサイの可憐な姿にもどうぞ声を掛けてやってください。境内をゆっくりと散策なさった後は庫裏で御抹茶を一服どうぞ。
(紫陽花の主菓子とお抹茶:700円)