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瓢箪新春花あそび

2010年1月1日

今年20回目の興福寺新春花あそび。
例年のごとく花滴庵主早稲田佳子先生に正月花で境内を一杯にしていただきました。
松竹梅の他に、蝋梅、紅白の蘭、柳などの目出度い花々で「寿ぎ」を生けていただきました。今年は、和の花にこだわる早稲田先生にしては珍しくかすみ草なども使って華やかな演出でした。
また、例年八代から届く晩白柚(ばんぺいゆ)や境内で収穫した仏手柑(ぶっしゅかん)なども、干支の置物などと共にお飾りしました。
特に仏手柑は、中国原産の珍しい果物で、その字の通りに合掌した仏様の手の形ににています。お目出度いことから、昔は結納や結婚式などの床飾りに使ったものです。生では食することができません。

山門のしつらえ。お寺では門松は飾りませんが、早稲田先生のユニークな門松は毎年人気です。
春到来は蝋梅です。しめ縄が可愛らしいです。
本堂は松や紫蘭で華やかに
仏手柑はまさに仏様の合掌された手のかたちです
餅花はたわわに実る稲穂を表し、五穀豊穣をねがいます。