長崎灯会~長崎ランタンフェスティバル
2013年2月10日
興福寺は唐寺のなかで最も古く、豊かな江南地方の船主や大商人が檀家となり、高僧・隠元禅師が初めて日本で住持され、眼鏡橋を架けた黙子禅師、近世漢画の祖逸然禅師など優れた文人僧が住職として活躍していましたから、四季折々の中国の伝統行事もひときわ見事なものだったようです。
本堂の大きな「瑠璃燈」は、清朝の工匠の手になる日本一の中国灯籠、珍しい「羊角灯籠」一対とともによき時代の面影を伝えております。
また媽祖様を安置する「媽祖堂」は県有形文化財、現存する興福寺の建築物のなかでは最も古く、和風を基調として中国黄檗様式を採り入れた格調の高いお堂です。