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瓢箪隠元禅師東渡360周年記念 紫陽花季~雨にけむる花たち

2014年5月30日

シーボルトが発見した山紫陽花を母国に持ち帰り、いつしか今のような西洋紫陽花に品種改良されたと言われています。

西洋紫陽花の華やかさとは違って、山紫陽花の可憐で楚々とした姿は、日本女性の慎ましやかさを思わせます。

境内に咲く紅額、七段花、石鎚の光、伊予てまり、清澄沢紫陽花、乙女の舞、奥多摩小紫陽花など約90種以上の山紫陽花を楽しみます。

雨の季節。日本では昔から、うっとうしい雨にさえ楽しむ心を持ちました。雨に濡れた石畳、おおぶりの紫陽花や額紫陽花、可憐な山紫陽花それぞれが雨の季節に似合います。
 花を愛でたあとは、お抹茶を一服どうぞ。主菓子の「紫陽花」は長崎の名舗寿福の特製で、これも楽しみのひとつです。

山門のしつらえ
大楓や青竹、ドウダンツツジ
やはり紫陽花は雨と似合います
元文部・科学大臣有馬朗人先生の句碑と柏葉紫陽花
東明燕の手まり型の紫陽花はまもなく満開に
半夏生と額紫陽花を唐籠に
御抹茶と紫陽花の主菓子も楽しみの一つ