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瓢箪新春花あそび2

2011年1月2日

毎年話題となるユニークな門松の作者は茶道教授の花滴庵主早稲田佳子先生です。先生に生けて頂く境内いっぱいの「寿ぎ」。鏡餅や注連縄飾りと共に、縁起物の松竹梅に赤い実ものの千両や万両そして水仙などの正月花に、晩白柚や珍果「仏手柑」の目出度い果物を本堂や玄関、床の間に飾ります。特に松は年神が宿る依代としての伝統を最も伝えるもので、寿ぎの心が伝わってきます。また柳の小枝に沢山の紅白の餅を飾る「餅花(もちばな)」は豊作を願っての習慣。しだれる餅花が、たわわに実る稲穂を意味し、一年の五穀豊穣を願うものです。庫裏の座敷には釜をかけております。茶席にふさわしい道具は、新春を寿ぐ吉祥に因んだ銘のものや丑年の図柄のもの。一服のお茶をいただいて、お目出度く幸せなひとときを味わって下さいませ。

お目出度い仏手柑や晩白柚などをお飾りして
幾重にも重ねた昆布は、よろこぶを重ねるということです。橙も代々にわたっての幸せを願います。
干支の兔はご法要いただきました。
山門のしつらえ