花乃寺日誌
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瓢箪

百日紅

2007年7月31日
百日紅

白い百日紅は珍しく、「百日紅(ひゃくじつこう)」に対して「百日白(ひゃくじつはく)」といいます。

映画「解夏」では、興福寺の白いさるすべりが咲いたので見に行こうと主人公がやってきます。山門をはいって正面に真っ白なさるすべりの花が咲いているのをみながら、彼の視力がなくなっていくという感動的なラストシーンでした。

瓢箪

百日紅

2007年7月30日
百日紅

やっと百日紅の花が咲きました。
まだかまだかと問い合わせの電話の多いこと。
本来百日紅はその名の通りピンク色ですが、興福寺のは白色で珍しいのだそうです。
盛夏に真っ白な花は大変涼やかです。

古寺の片隅占めて百日紅     渡辺美峰

瓢箪

妙蓮寺すみれ

2007年7月23日
妙蓮寺すみれ

妙蓮寺すみれとはなんとも風情のある名前です。
花入れは、中国の杭州の急須です。

瓢箪

沖縄ガラス

2007年7月18日
沖縄ガラス

随分前に、ふらりと入った博多の小さな沖縄料理のお店でいただいた泡盛。お酒のうまさよりそのボトルのきれいさに感動で、とにかく入っている泡盛を全部飲みほして空にしてもらって来ました。
いつも夏になると花入れとして活躍しています。

花:底紅木槿、水引草、秋明菊の葉
花入れ:沖縄泡盛のボトル

いつまでも吠える犬や木槿垣   高浜虚子

瓢箪

木槿

2007年7月9日
木槿

7月に入ると木槿の花が一斉に咲き出しました。
木槿は韓国の国花です。
茶道では、冬の炉の時期の椿に対して、夏は木槿が一番代表的な茶花です。中でも真っ白の花弁のつけねにさした紅色がきれいな木槿は「底紅(そこべに)木槿」といい、別名「宗旦(そうたん)木槿」ともよばれて好まれます
千利休の孫宗旦がこよなく愛したといわれています。

御簾戸を通して向こうに見える景色も風情があります。

花:底紅木槿、紅色木槿、山牛蒡、矢筈萱
花入れ:宗全篭

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