本堂のお雛様には
やはり桃の花と菜の花がぴったりです

春節に赤い色は欠かせません。
中国では赤は慶事の色ですので、春節には皆赤い晴れ着を着て祝います。
赤い椿を沢山にお飾りしてお祝いをします

本堂には花桃の枝にしつらえた餅花をお供え。
華やかになりました

例年の春節には
お正月にかかせない変面ショーを境内で催しますが、今年は中止です。
扇子は、長崎在住の変面俳優姜鵬(きょうほう)氏からいただいたもの。
変面は、中国国内では国家公認の俳優はわずか500人しかいないそうで、
姜鵬氏はその中の一人です。
来年の春節には是非にと思っています。

お花は藪椿で、花入れはタイのチェンマイ製。米びつではなかったかと思います

山門には青竹に
おたふく南天、菊、南天の実、葉ボタンそして桃をいけて華やかにしました。
ただこのところ強風で、花が飛んで行ったり、鳥たちがつぼみをついばんだりするので、毎日様子をみては生け替えたりしています。

国重要文化財の本堂である大雄宝殿には
大きな花桃の木にしつらえた餅花を供えました。赤いランタンや赤い祝儀袋である紅包をさげてお祝いします。

本堂前のお供えは
玉の浦椿に紅包をさげて福をよび
大きな晩白柚で金運を願います。稲穂は五穀豊穣を願って

春節に金柑を飾るのは金運を願ってのことです

中国本土の、ホテルや銀行などのロビーには巨大な金柑の鉢植えがどんと鎮座ましまして華やかにしつらえてあります。

本堂にお供えの果物やお花に紅包をさげて
いっぱいの福をむかえます

春節は日本のお正月と同じようにおかざりをします。
本堂前には、稲穂と大きな植木鉢に、熨斗袋をさげて金運を願います

境内の椿「赤寺」
興福寺は、朱色の山門や媽祖堂から、長崎の方からは「赤寺」と呼ばれて親しまれています。
この椿は興福寺とは縁はありませんが、名前からしてとても気になるというので、二十数年前に檀家様が植樹してくださいました。

おく如く
　　ころがる如く蕗のとう　　 山口青邨

中国から寄贈される梵鐘の説明板を設置するために、植え替えをしなければならなくなった侘助。

無事に根付いてくれるとよろしいのですが。