大雨や強風で折れた紫陽花を古い花入れに

布は
タイのチェンマイ製の巻きスカート。モン族の芥子の実で染めたものと聞いています。
柄が下にくるように巻きます

真っ白から最後はこのように深紅なるのが山紫陽花の「紅(くれない)」です

紅の縁がだんだん紅くなってきました。

山野草は、基本半日陰で育てます。
山紫陽花もそうですが、しかし紅は朝の光にしっかりとあててあげなければ、このように紅くはなりません

真っ白から、縁が薄い桃色に、そして最後は深紅に

額の
　花重なり咲いて雨しずく　　　 高浜年尾

まるで星のきらめきのような山紫陽花です。

山紫陽花の「紅額」の始まりは真っ白、そして縁が薄い桃色にへんげして、だんだんと紅くなっていきます。
最後はまさに深紅いろに。

紫陽花に魅せられたカメラ女子が毎日のように、それも朝から夕方まで
時には花の背丈にあわせて、ときには寝転ぶようにして撮り続けて五年。

是非ご覧ください

向井万里子氏の写真展より

山紫陽花の紅の咲き始めは真っ白。そして最後はまさに深紅となります。

山紫陽花の紅とずい菜

紅の咲き始めは真っ白、そしてまさに深紅となります

山紫陽花の可憐な姿
一日経って、その日の夕方にはもう様子がちがいます。

紫陽花は始まりは白でも、藍色や薄紫などにへんげしていきます。
そのへんげの様が楽しいのです

七変化
　はじまる白は　毬なさず　　　𠮷年虹二

境内は、住職の好みで白い花が多いのですが、紫陽花にしても白いろのものがふえています。
これも、白。西洋紫陽花なのか茎も葉もおおぶりです

紫陽花の原型と言われている山紫陽花。発見された物だけでもその種類は600といわれています。
境内の山紫陽花もどんどんと咲き始めていっています。
その都度紹介させていただきますので、お楽しみに

真っ白な咲き始めから、日ごとに色がへんげしていきます。

山紫陽花の中で一番はやく花を咲かせるのが
奥多摩コアジサイです。

風に揺れると、はらはらと散ってしまいそうなくらいの花です。

あやめから
　あやめに通ふ風ひそか 佐藤恭子


寺の園芸担当者がこれは「三寸菖蒲」です、と。
しかし三寸というのは、一寸が約3ｃｍですので、三寸といえば約9ｃｍです。これはどうみても30ｃｍ以上はある背丈です。

以前檀家様から「三寸あやめ」と言っていただいたのは、確かに背丈が10ｃｍほどでした。さていかに