大きな植木鉢に、これまた大きな椿が。
時折、風にゆれている様が風情です

興福寺は山門が赤く彩られてるので、
長崎市民の方からは「赤寺」といわれています

その「赤寺」の名を持つ椿です

その昔、60数年前にただいた椿の苗はわずか4～50cmほどでした
それが今は見上げるほどの高さに育っています
それにしても、この優雅というか、華やかというか見事な椿です

同じ白椿でも、
これは「鎮信」。お茶の流派である鎮信流の名がつきますが、歴代のお家元がお好みなのか、まったく別ものかわかりません

境内には白色の椿が沢山あります
「初嵐」「陳信」「加茂本阿弥」「藪」「侘助」などで、
その中でもこの白玉は、その名の通りに蕾は丸々としています。そして花開くとご覧のように、華やかです。

花：諸葛菜、菜の花
花入れ：佐賀　陶玲窯

大根花と呼ぶより、ショカツサイの方が風情のあるよび名です。
一説に依れば、諸葛孔明が大変好んだのだとか

第108回桃の会茶会

掛物
　心月公筆　「江山萬花柳」

花
　桃　西王母椿
花入
　三川内白磁　菊花飾　喇叭形　平向洸祥団右衛門

かさね着や
　菜の花かほる雨あがり 　　白雄

菜の花と桃と生け込むと
一気に春到来と感じさせます。黄色と桃色が華やかで、雛まつりにはかかせない花たちです

お正月に生けた梅の古木から、蕾が開いて色とりどりで美しい景色です