瓢箪言葉のつれづれ

「夏は涼しきように」

梅雨明けしたとたん、酷暑の毎日です。

 興福寺の方丈は夏座敷のしつらえです。

蒸し暑い夏を如何に快適に過ごすか、昔の人たちは様々な知恵で涼しさをとりいれようとしました。

襖や障子を取り払い、御簾戸をはめ、簾を吊す。また毛氈をとり、夏茣蓙を敷く。

敷物や掛け物も涼やかなものにしたり、うつわや花いれも篭ものやギヤマンを用います。

クーラーなどで肌に感じる涼しさよりも、わずかにゆれる簾をみて風を感じるという、自然の中にとけ込んでいくという工夫をしました。

 「夏はいかにも涼しきように」とは茶の祖利休居士の言葉。

目に映じ、耳に聞く涼やかさを考えて、しつらえてみてはいかがでしょう

 

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