瓢箪言葉のつれづれ

「梅開く」

東風ふかば匂ひおこせよ梅の花 主なしとて春を忘るな

大宰府に流される道真公が庭の木に詠んだところ、梅はのちに大宰府まで飛んでいったという話しは有名です。

境内の東明燕の梅も随分とほころんできました。
梅は、古来から日本人にこよなく愛された花です。着物や建具、器などの模様に梅の絵柄を用いてきました。
茶席ではこの時期、「梅ヶ香」という香を焚いてお客様を迎えますし、お床にも梅を活けます。ただし、梅は花ひらくと香りがあって、梅ヶ香の香りと重なるので、蕾の枝を使い、椿や菜の花などと活けこみます。
梅ヶ香の香りただようお茶席で、お床の梅を愛で、春遠からじと感じるのもまた楽しいものです。
亡くなりました先代は、晩酌のおりに、徳利に梅の枝一本をさして楽しんでいました。

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