瓢箪言葉のつれづれ

「夏はきぬ」

卯の花の 匂う垣根に
時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ

 

佐々木信綱作詞の唱歌「夏はきぬ」

卯の花とは空木(ウツギ)のこと。真っ白な花が咲き出して、初夏の風情を歌ったものです。

 

お茶の世界では、五月からが夏。炉を閉じて風炉となります。

風炉は、お客様がお座りになるお席より少々遠目において、暑さを感じさせない工夫です。釜や炭も炉のものより小ぶりのもの。

風炉中に焚くお香も練り香ではなく、白檀や沈香などの木片を使って、清涼感を演出します。

また、花入れは篭やギヤマンを使い、涼やかなしつらえを心がけます。

 

境内では、はやも山紫陽花が咲き出して、あっという間に夏景色となりました。

山紫陽花は紫陽花の原種と云われています。シーボルトが自国に持ち帰って、

今のような紫陽花にへんげしたと云われています。

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