瓢箪言葉のつれづれ

「精進料理」

暑さ寒さも彼岸までというように、お彼岸も済むと、朝からは冷涼な空気が漂い、日中の雲一つない青空に秋の深まりを感じます。
秋のお彼岸は26日が結岸(けちがん)といい、お彼岸の最終日でした。
彼岸中は各寺院でご法要があり、精進料理でのお斎(とき)がふるまわれます。お煮しめや白和えなどの和えもの、おにぎり、いなり寿司などがその献立です。
精進料理とは、もちろん、お肉やお魚を一切使わない料理で、お野菜や乾物、海草、穀物などで調理します。これは、お釈迦様の殺生を禁じられた教えにしたがうもので、仏道修行に励むものへの戒律であります。

興福寺でも数年ぶりに普茶料理をおだししました。
普茶料理は黄檗宗の精進料理で、中国式精進卓袱料理です。通常は一人一膳もしくは二の膳でふるまわれるのですが、円卓に大皿や丼に盛られた物を、皆で分け合っていただくという食事法です。 もちろんお肉やお魚は使わず、お野菜や乾物類で調理致します。


画像は、長崎諫早の黄檗宗性空寺様の普茶の一品です。



◎興福寺の動画は下記でご覧になれます。 https://www.youtube.com/channel/UCVLP7ZjT2kXlQts0DGjNZKQ ◎インスタグラム https://www.instagram.com/kofukuji_nagasaki/

瓢箪お知らせ

興福寺と田川憲 詳細>>

長崎の真面目
 興福寺と田川憲

日時:11月1日(水)~11月12日
場所:興福寺大雄宝殿(本堂)
 
興福寺ともご縁のあった長崎が誇る版画作家田川憲の作品を展示
特別企画ととして、孫の田川俊氏が憲の作品のお話をします
 11/3(金) 14時~15時半 「白い木の魚」
 11/11(土) 14時~15時半 「飛龍の屋根」
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興福寺住職の本 詳細>>

興福寺住職が作法本を上梓

8月30日、興福寺住職松尾法道著「龍が住む赤寺の教え「運気の代謝」があがる!日常作法のコツ」が文藝春秋より出版されました。(\1,350+税)。
 

「この本には生活習慣や心の整え方、人や仏さまとのおつきあいまで、
日常作法について53のコツがのっています。パラパラとめくってみて、心にとまったことばがあったらそれは、あなたの運気をあげるヒントです。」カバー推薦文  
  
◎本誌には龍が運を呼ぶ興福寺の願掛け、御朱印つきで全国書店、
 電子書籍、Amazonでも発売中。

◎「文春オンライン」(http://bunshun.jp/)にも関連記事掲載。
 
◎女性誌「CREA」のWEBサイト(http://crea.bunshun.jp/)で、
本の紹介記事を掲載(8/30公開予定)

どうぞ皆様、一家に一冊、お子様、お孫様にもそれぞれ一冊お備えくださいませ。

◎ちなみに、表紙の女性は島原の猪原金物店のお嬢様です。
偶然ですが、この金物店も龍伝説のあるお店です。

◎◎お陰様で、9月27日重版決定いたしました。
全国書店、アマゾンで発売中です。
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