瓢箪言葉のつれづれ

「アメリカ花水木」

興福寺の境内ではアメリカ花水木が咲き出しました。
この時期、興福寺の普茶料理で活躍するお皿に、このアメリカ花水木の絵柄があります。
普茶では、白和えや酢の物、お野菜の葛ときの雲方(ウンペン)という料理をもりつけておだしします。

アメリカ花水木は、1912年に当時の東京市長が、日本との友好の印としてアメリカのワシントンDCへ桜の木を贈ったことへの返礼として1915年にアメリカから贈られたのです。
「花水木」と大変綺麗な名前ですが、「水木」の花に似ていて、花が大変めだつこともあってそうよばれています。花は白や紅色があり、別名「アメリカ山法師」ともいうのも、その白い花が山法師の花に似ているためです。
ところが、英語では「dog wood」といい、まさにその名の通りに犬の下剤やノミ退治に木の皮を煎じてのませるのだとか。 日本名とは全く違って風情がありませんね。

ワシントンでは今でも毎年桜祭が行われていて、興福寺と親しい日系三世のサンディ・トシユキ嬢は、まだ若かりし頃「桜プリンセス」に選出されてお祭に参加されたと話しておいででした。

さて、上記の花水木模様のお皿の裏には
「occupied Japan」の文字があります。



◎興福寺の動画は下記でご覧になれます。
https://www.youtube.com/channel/UCVLP7ZjT2kXlQts0DGjNZKQ
◎インスタグラム https://www.instagram.com/kofukuji_nagasaki/

瓢箪お知らせ

興福寺文化祭~茶市 詳細>>

茶市のお知らせ
 ”隠元さん”で親しまれ、興福寺と深い縁のある黄檗宗祖隠元禅師が中国から長崎に渡られて今年で371年にあたります。
 隠元禅師の来日は、当時の日本仏教界に新風を吹き込むと同時に、日本の社会に書画、建築、工芸をはじめ、料理や食事法、煎茶など生活文化にも先進の思想や技術を伝え、その影響は現代に至っております。特に禅師が伝えた釜炒りの技法は瞬く間に日本全土に広がり、それまで上層階級に限られた茶の湯が、茶を楽しむ煎茶として定着していったのです。

 興福寺では、5月25日(日)「第16回興福寺文化祭・茶市」を開催いたしますのでご案内申し上げます。
 茶市では、普段非公開の隠元禅師のお軸を展示し、献茶式や講演なども催されます
 また、茶市のメインイベントとして東彼杵から運び込まれた摘みたての新茶を大釜で炒り、それを筵の上で手もみする実演と体験もできます。いまのお茶はほとんどが蒸し茶ですが、371年前当時の釜炒りのお茶の美味しさを是非味わって頂きたいと思います。
 また美味しい新茶の入れ方教室や東彼杵物産展等々と盛りだくさんです。
 観て、学んで、味わって心ゆたかな茶市にお招き致します。

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興福寺住職の本 詳細>>

興福寺住職が作法本を上梓

8月30日、興福寺住職松尾法道著「龍が住む赤寺の教え「運気の代謝」があがる!日常作法のコツ」が文藝春秋より出版されました。(\1,350+税)。
 

「この本には生活習慣や心の整え方、人や仏さまとのおつきあいまで、
日常作法について53のコツがのっています。パラパラとめくってみて、心にとまったことばがあったらそれは、あなたの運気をあげるヒントです。」カバー推薦文  
  
◎本誌には龍が運を呼ぶ興福寺の願掛け、御朱印つきで全国書店、
 電子書籍、Amazonでも発売中。

◎「文春オンライン」(http://bunshun.jp/)にも関連記事掲載。
 
◎女性誌「CREA」のWEBサイト(http://crea.bunshun.jp/)で、
本の紹介記事を掲載(8/30公開予定)

どうぞ皆様、一家に一冊、お子様、お孫様にもそれぞれ一冊お備えくださいませ。

◎ちなみに、表紙の女性は島原の猪原金物店のお嬢様です。
偶然ですが、この金物店も龍伝説のあるお店です。

◎◎お陰様で、9月27日重版決定いたしました。
全国書店、アマゾンで発売中です。
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